倉敷市連島町の真言宗の寺、宝嶋寺で恒例の寂厳和上遺墨展と小学生書道展が開かれました。
宝嶋寺では、毎年この時期に寺の中興の祖であり 悉曇学者で良寛、慈(じ)雲(うん)と共に江戸時代の桑門三筆と称された寂厳和上の遺徳を偲ぶ遺墨展を開催しています。今回は、宝嶋寺所蔵の書画をはじめ倉敷市西岡の真言宗の寺龍昌院秘蔵の寂厳和上最晩年筆の屏風や「珠(しゅ)簾(れん)」 玉で飾られた美しい簾「錦袍(きんぽう)」 にしきでつくった上衣と大きな文字で書かれた掛け軸、巻物などが公開されたほか、寂厳と並び称された慈雲、良寛の三筆の書も展示されています。また、遺墨展に合わせ、寂厳和上の顕彰と書道の上達を願って行われている小学生の書道展も開かれています。5回目の今年は、連島地区7つの小学校の1年生から6年生までの毛筆作品213点が展示されています。寂厳和上遺墨展と小学生書道展は、11月1日まで倉敷市連島町の宝嶋寺で開かれます。




