阿智神社の秋祭りに合わせ、倉敷市の本町から東町の美観地区界隈では、商家に屏風を飾る倉敷屏風祭が開幕しました。
倉敷屏風祭は、江戸時代、文化文政の頃の阿智神社の祭りの情緒をよみがえらせようと、2002年に住民有志によって100年ぶりに復活させたものです。その昔、商家が、通りに面した格子戸を外し、自慢の屏風を飾り、花を生けて訪れた人々をもてなしたように、大原邸から本町、東町までの約600メートルの区間では、23軒が秘蔵の屏風や家宝などを展示しました。また、各流派による生け花が飾られた通りには、倉敷商工会議所女性会によるもてなしコーナーが設けられ、倉敷の秋祭りには欠かせない郷土料理のばら寿司などの販売も行われ、人気を集めていました。さわやかな秋晴れに恵まれかつての町並みの姿を色濃く残す美観地区界隈には、多くの観光客などが訪れ、それぞれの玄関先を彩った屏風などをじっくりと見てまわりていました。




