宇野線利用促進対策協議会が今年度の総会を開き、沿線駅のアート化や案内看板の設置などを行うことを決めました。
協議会は地元商工観光団体や自治体、学校などで組織し、昭和63年から利用促進に向けた活動を続けています。平成26年度の利用者数は43万3000人で、瀬戸内国際芸術祭があった前の年に比べて減少しています。今年度は、時刻表や観光案内を載せたホームページの充実や利用促進のポスター作成、宇野駅前への案内看板の設置などに取り組みます。また、来年春開催の瀬戸内国際芸術祭やデスティネーションキャンペーンに合わせた事業計画も承認されました。目玉は沿線駅舎のアート化です。3月までに宇野駅で、6月までに備前田井、八浜、常山3つの駅で、アーティストと地元高校生との協働で制作します。そして、来年春から宇野線の愛称を「宇野みなと線」にすることも報告されました。自転車を組み立てた状態で乗せられる観光列車が登場し、沿線駅のアート化と連動して宇野線の魅力アップを図ります。このほか総会では、宇野線の利便性向上に関する意見も数多く出され、今後の課題としました。




