KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

玉野市は、市民病院の新たな指定管理者について、徳島県の医療法人と交渉していることを明かし、妥結に至れば随意契約したい意向を示しました。

５日開かれた玉野市議会厚生委員会で、黒田晋市長が明らかにしました。医療法人平成博愛会は、徳島県をはじめ関東・関西エリアを中心に９つの都府県で、病院や老人ホームなど７８の施設を運営しています。平成博愛会とはまだ交渉中ですが、公立病院としてのスタンスを守り、現行の診療科目を維持することをすでに了解しているということです。また、西村薫三副市長は、県内外４から５の医療法人に打診したことを明かした上で、病院の建て替えについて唯一消極的でなかったことも、平成博愛会一本に絞る要因となったと説明しました。指定管理者をめぐっては、今年３月に大阪の医療法人を選びましたが、玉野市医師会の反発などを理由に辞退されたため、新たな候補者を探していました。市は今後も交渉を続け、１１月までに条件面で妥結し、第三者による選定委員会に図りたい考えです。さらに最速で来年４月の公設民営への移行を目指します。