大地震を想定した防災避難訓練が、総社市の下原地区などで行われました。
総社市の災害対策本部からの避難指示を受け午前9時、サイレンとともに避難を呼びかける放送が下原地区に流れました。地元消防団が、出動準備をする一方、住民たちが、声を掛けあって集まり、避難を始めます。この地区では、4年前に自主防災組織を立ち上げ、年に一度、避難訓練を行っているほか、非常持ち出し袋を全世帯に配って防災意識を高めています。下原地区の111世帯が7つの地域に分かれて歩いて避難し、防災対策本部の置かれた広場に集合しました。今年は、住民およそ150人が、34分で避難を完了しました。
▽下原・砂古自主防災組織 川田 嘉会長
広場では、総社消防署による、人工呼吸のやり方や電気ショックで心臓の動きを正常に戻す「AED」の使用方法の講習が行われ、参加した住民たちは災害や事故など万が一の時、どう対処したらよいか学んでいました。




