総社市在住の洋画家・泉谷淑夫さんの個展が倉敷市中央のギャラリー倉敷で行われています。
会場には２００号からはがきサイズまで大小さまざまな作品およそ３０点が並びました。倉敷での個展は１３年ぶりになります。洋画家の泉谷淑夫さんは神奈川県出身で横浜国立大学で美術を学び、２１年前から総社市に住居を移し制作活動をしています。今回展示した作品のうちメインとなるのは「月と羊のファンタジー」をテーマにした連作です。全ての作品に２匹の羊が描かれています。泉谷さんは羊を人になぞらえ、人は１人では生きられず誰かに寄り添って生きているというメッセージを込めたほか、絵本の上に立つ羊や雲の上を歩く羊など空想の世界を表現しました。このほか３年前から取り組んでいる「フェルメールの絵に忍び込んだ猫」のシリーズ作品はフェルメールの作品を部分的に模写しその絵の中に猫が佇んでいる様子を描き泉谷さんの遊び心が伝わってきます。会場を訪れた人は泉谷さんの作品を楽しみ笑みを浮かべていました。総社市の洋画家・泉谷淑夫さんの個展は倉敷市中央のギャラリー倉敷で開かれています。
