倉敷市文化財保護審議会は、船穂町船穂の涼松貝塚を、市の文化財に指定することを答申しました。
涼松貝塚は、山陽自動車道玉島インターチェンジの東およそ100mのところにあります。指定する面積は1153㎡で、丘陵の付け根あたりに貝塚が残されています。昭和43年までに31点の石器や14体の人骨が発見され、縄文時代のものと推定されています。昭和48年に船穂町が文化財に指定していましたが、合併により指定が解除されていました。12日に開かれた倉敷市文化財保護審議会では、縄文時代の自然環境や死者の埋葬方法などを知る貴重な遺跡で、十分な価値があるとして、文化財指定は妥当と判断しました。8月下旬に開かれる教育委員会で正式に決定する見込みです。倉敷市が貝塚を文化財指定するのは、5件目です。




