戦争の記憶を次の世代に伝えていく倉敷市の「戦災のきろく展」が、現在、市役所1階展示ホールで開かれています。
戦後70年を迎えた今年の「戦災のきろく展」では、昭和20年6月22日の水島空襲や広島・長崎の原爆被害を写した写真パネルをはじめ、戦争に関連した資料などが展示されています。米軍のB29爆撃機の大編隊が603トンもの爆弾を落とした水島空襲では、戦闘機を製造していた三菱重工業水島航空機製作所が壊滅的な被害を受け多くの犠牲者を出しています。写真パネルでは、廃墟となった組立工場や戦闘機の残骸など悲惨な戦争の記憶が紹介されています。また、会場には、出征兵士の武運を願って寄せ書きした「日章旗」や男性が千個の「力」の文字を書いた「千人力」女性が赤い糸で千個結び目を縫った「千人針」消防団員のヘルメットや防空頭巾など戦争当時使われていた生活用品などが展示されています。倉敷市の戦災のきろく展は、8月7日(金)まで市役所1階展示ホールで開かれています。




