玉野市の小学生と保護者を対象に、宇野港や船をテーマにした夏休みの宿題に取り組むイベントが開かれました。
「夏休みの宿題をやっつけろ!」と題したこのイベントは、宇野港や船に興味を持ってもらおうと、宇高連絡船愛好會と玉野市が初めて企画しました。参加した22組の小学生と保護者は、夏休みの宿題で定番となっている自由研究、工作、絵画の3つのジャンルから好きなものを選びます。自由研究のコーナーでは、県立玉野高校の藤田学先生を講師に、ホバークラフトについて学びました。ホバークラフトは、かつて宇野―高松間を23分で結んでいた「海の新幹線」です。この乗り物がどのようにして水の上を浮くのか、フィルムケースとCD、風船を使って実験しました。この実験によって、空気が押し出されることで浮くという原理がわかるようになっています。子どもたちは、ホバークラフトのすごさを実感し、自由研究のヒントにしていました。別の部屋では、フェリーをテーマにした工作が行われました。見本がないため、親子がそれぞれアイデアを出しながらデザインしていきます。ノコギリを使い慣れていない子どもたちが多く、お父さんお母さんが手伝って、材料を切っていきます。宇高連絡船愛好會のメンバーもアドバイスしながら一日かけてじっくりと作り上げました。このほか絵画のコーナーでは、宇野港に入出港するフェリーを描きました。子どもたちは宇野港と船の魅力に触れながら、夏休みの宿題に取り組んでいました。




