総社市と災害時の相互応援協定を結んでいる福島県相馬市の消防団が総社市の消防団と震災の教訓などを意見交換しました。
総社市を訪れたのは、相馬市の消防団や相馬市役所の職員など17人です。第3ひかり保育園の幼年消防クラブ員が演奏やダンスで出迎えた後、震災により殉職した相馬市消防団員10人に黙とうを捧げました。片岡聡一市長は「相馬の教訓をいただいて、学んでいかなければならない」と挨拶しました。相馬市の消防団長荒忠夫さんは避難誘導の活動中に殉職した10人のことを思い出しながら元通りになるにはまだ時間がかかりそうだと話しました。相馬市の消防団からは、当時の様子をはじめ情報収集や連絡の手段を確保することの難しさなどが語られました。その中でも、団員に配布されていた簡易トランシーバーが連絡を取り合う手段として有効だったことがアドバイスされました。
総社市の消防団では、今月21・22日の2日間、相馬市を訪問し、相馬市が整備した防災備蓄倉庫での野営訓練など、防災研修を行うことにしています。




