デフレ不況によって消費も冷え込み、流通小売業界も試練の時を迎えています。そんな中、シニア層に人気の商品が注目を集めています。福島記者の取材です。
この春移転オープンから3年目を迎える天満屋倉敷店。店舗5階にある食器売場。ここで去年秋から好調なのが鍋です。中でも鍋蓋が円筒状になっているモロッコのタジン鍋が一部を残して品切れとなるなど絶大な支持を受けています。去年9月上旬には、専用のコーナーを設けて4ブランドを展開するなど積極的に売り出しました。
このタジン鍋は、素材の水蒸気を循環させることで水を使わず蒸し料理ができるというものです。本来の食材の味を楽しむことが出来ることに加えて、余分な油を使用することもないため、健康でヘルシーなことも人気の理由のようです。
一方、低価格と機能を重視したプライベートブランドを展開するジャスコイオン倉敷店でも売り上げを伸ばす商品があります。おととしの春に改装をしたAV家電売場では、デジタルフォトフレームを扱うコーナーを去年秋から拡大しました。
デジカメが急速に普及したことに伴い、その写真データなどを表示できるデジタルフォトフレームが好調に売り上げを伸ばしていて、ここ数年で新たな市場を確立しました。パソコン周辺機器や液晶関連などのメーカーに加え、大手家電メーカーも参入していて、手ごろ価格になってきたことも好調の理由です。
デジタルフォトフレームは、タッチパネル式になっているものがほとんどで、操作が分かりやすくなっています。デジタルデバイドと呼ばれたシニア世代も、今や生活のあらゆるシーンにデジタル機器を取り入れ始めています。
子育てを終え、経済的にも余裕のあるシニア世代。この世代に支持される市場の開拓こそがエリアの不況打開のカギを握っているかもしれません。




