倉敷市北浜町の私立幼稚園、同心幼稚園の園児による作品展が倉敷市立美術館で始まっています。
会場には、3歳から5歳児まで210人が制作した工作や絵が空間いっぱいに展示されています。5歳児が制作したのは「にんじゃやしき」です。5月に真備町でタケノコ掘りの園外活動の際、出会ったたけのこ忍者からイメージして作りました。初めて使うかなづちで、釘をうち、時には自分の手をうちながらも協力して完成させた力作です。5歳児と一緒にタケノコ掘りを体験した4歳児は、その時に掘ったタケノコの皮や麦わらを使ってタケノコマンションやタケノコ人形などイメージを膨らませて思い思いの作品に仕上げました。6月には沙美海岸で地引網に挑戦した5歳児は大漁を願って大漁旗を描き、獲れた魚を見たり、触ったりした経験から厚紙にウロコやヒレを張り付けて版画を作りました。イカやタコの吸盤や魚のウロコなど細かい所も丁寧に取り組んでいました。同心幼稚園では、年に一度子どもたちの活動成果を発表する場として同心展を開催しており、今回が28回目です。
園児たちの個性あふれる作品が並ぶ同心展は20日(月)まで倉敷市立美術館で開かれています。




