医療現場におけるデザインをテーマにした川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科の講演会が開かれました。
日本初の医療福祉デザイン学科を有する川崎医療福祉大学では、「命に向き合うデザイン・心に寄り添うデザイン」をテーマにした講演会を開いています。3回目の講演会では、「ビジュアルコミュニケーションデザイン」を取り上げ、これからの医療サービスに不可欠なデザインの役割や展望について考えました。第1部では、岡山市のクオデザインスタイルの代表でグラフィックデザイナーの田中雄一郎さんを講師に迎え、講演を聞きました。講師の田中さんは、実際に手がけた病院のデザインを紹介しながら医療現場でのビジュアルデザインとは、患者さんに「やさしさ」を提供し社会に「正しく」提供し、職場や環境を「美しく」整えるものであると説明しました。また、医者の使命が病気を治すことではなく病人を治すこと」にあるように医療におけるデザインにも「思いやり」「おもてなしの心」といった人間性や感性などが必要であると強調しました。




