夏休みを前に、倉敷市立北中学校では、警察官を講師に招いての非行防止教室が開かれました。
非行防止教室は、倉敷警察署が、少年犯罪を無くすことを目的に管内の小中学校で行っています。今回は、倉敷市立北中学校の参観日に合わせて、3年生204人とその保護者を対象に開かれました。3年1組の教室では、少年犯罪を担当する警察官が、「見張りをするなどの万引きの手助けや盗品の購入も犯罪になること」や「県内の少年犯罪の半分が中学生によるものであること」などを説明しました。少年犯罪は、集団で起こすものが多く、「断る勇気を持つこと」や「誰かに相談すること」が大切だと訴えました。生徒たちは、警察官からの質問に答えながら、少年犯罪の正しい知識を身に付けました。岡山県の少年非行発生率は、平成24年から、3年連続で全国ワースト1位です。倉敷警察署管内でも今年に入り、5月末で81人が摘発されています。中でも窃盗が最も多く51人、そのうち万引きが38人です。倉敷警察署では、今後も教室を開催し、非行防止に努めることにしています。




