総社市在住の漆芸家、塩津容子さんと教室生による漆器の作品展が総社市民ギャラリーで開かれています。
展示されたのは塩津さんと教室生8人が制作した盆や重箱、アクセサリーなどおよそ150点です。作品は自然の花や草木が描かれていたり素朴に漆だけを塗ったものなど様々です。絵筆で描いたもののほかに貝や砕いた卵の殻を貼り付けたものもあります。講師の塩津容子さんは、日本で唯一赤の漆で文様を描き透明の漆で仕上げる「描蒟醤(かききんま)」という技法を継承しています。漆芸家として漆芸の楽しさを多くの人に知ってもらおうと総社中央公民館で月に2回教室を開いています。教室は今年10年目の節目を迎えたことから作品展を今回初めて開きました。講師の塩津さんは漆がはがれても塗りなおせば、長く使い続けられるところが漆芸作品の魅力だと話していました。塩津容子さんと漆芸教室の生徒による作品展は今月28日(日)まで、総社市民ギャラリーで開かれています。




