アメリカ・デービス高校の短期留学生が、倉敷市児島の旧野﨑家住宅で塩作りを体験し、日本独特の文化を学びました。
デービス高校の生徒12人は、18日から姉妹校の県立倉敷鷲羽高校で異文化交流をしています。この日は、高校からほど近い旧野﨑家住宅を訪れ、江戸時代に倉敷市児島で塩田を開発した野﨑家の歴史を学ぶとともに、塩作りに挑戦しました。まず、海水より15%濃度の高い塩水・「かん水」を土鍋で煮詰めます。ひたすら混ぜ続けると水分が蒸発し、塩の結晶が出てきます。日本の塩作りは、岩塩などを採取するアメリカの方法とは違い手間がかかりますが、純度が高い塩ができることも知り、留学生は驚いていました。およそ20分で塩が完成し、留学生は袋に入れてお土産にしていました。
留学生は、27日までの11日間、倉敷鷲羽高校で授業を受けながら、書道や剣道、茶道などの日本文化を学び、日本の生徒たちと交流を図るということです。




