倉敷市児島柳田町のある地域では、まちに花を植える活動を通して地域の人同士の交流が活発になっています。その取り組みを取材しました。
およそ240世帯からなる倉敷市児島柳田町の西側地区には、「二歩の奥」「松本」「西ノ側」の3つのコミュニティがあります。二歩の奥の人たちが4年ほど前に花を植え始めました。ふれあい花の道と名付けた道沿いの花壇には、アマリリスやペチュニアなど季節の花が咲きます。平成25年度の倉敷市花いっぱいコンクールではコミュニティ部門の最優秀賞に選ばれました。
そんな活動を聞いた西ノ側の人たちは、自分たちも取り組もうと1年半ほど前からおよそ500mの区間をフラワーロードと称し、登録した沿道の19軒が庭先へ花を植え始めました。代表の阿部さんに案内してもらいました
二歩の奥に続いて平成26年度の花いっぱいコンクールで最優秀賞に選ばれました。今は花ショウブやペチュニアなど色とりどりの花が咲いています。取り組みを始めたことで住民に変化が表れたといいます。清水さんも花を通して生活が変わった一人です。
月に1度西側公会堂で行っているふれあいサロンでもお茶を飲みながら花の栽培についてアドバイスしあいます。
そんな二歩の奥と西ノ側の活動を見てきた松本でも去年5月ごろから県道の法面をあじさい通りとして整備し始めました。西側地区では、住民が花を通じて交流することで、より支えあいの気持ちが強くなり、自治会活動にもいい影響がでているといいます。
一人暮らしの高齢者にも声をかけ一緒に活動することで、自然な形で見守ることもできるようになりました。花が取り持つひとつのコミュニケーションの形が見えました。




