救助技術を競う「消防救助訓練指導会水上の部」に倉敷市消防局の選抜チームが初出場します。7月の中国大会では、上位入賞の期待が寄せられています。
初出場で上位入賞の期待がかかるのは、倉敷市消防局およそ500人の隊員の中から選抜された精鋭3人です。
藤田晃平(ふじたこうへい)さんは、埼玉国体に出場した元競泳選手です。
伊藤明希(いとうひろき)さんは、倉敷市消防局で2位の泳力で選ばれました。
斎藤大器(さいとうだいき)さんは、ベンチプレス145キロの怪力の持ち主です。
今回、倉敷市消防局が初出場するのは、人命救助の部です。
選抜チームを指導するのは、松本雄大(まつもとたけひろ)さんです。元東京消防庁の水難救助担当で、かつて水上の部で消防救助訓練指導会への出場経験を持ちます。
大会には、救助される人と救助する人、陸上でロープをひっぱる人の3人1チームで参加します。スタート地点から20メートル先で助けを求めている人を気道確保して背後から抱え、たぐり寄せるロープを利用して救助します。さらに、25メートル先で水没したマネキンを水面に引き上げ救助するタイムで順位を競います。
この日の練習では、55秒という記録、去年の中国大会の優勝タイムが、61秒で、このままタイムを伸ばしていけば、全国大会でも上位入賞を狙えます。
メンバーは、今年3月から練習をはじめ、週に2日、特訓中です。小さなミスをなくし、タイムロスのポイントを一つ一つつぶしながら、さらに、タイムアップを図っています。
第44回中国地区消防救助訓練指導会水上の部は、7月22日に広島市で開かれます。




