去年の4月から倉敷市児島地区で始まった「お守りプロジェクト」が実を結び、県立倉敷琴浦高等支援学校へ工業用ミシンが寄付されました。
児島の「お守りプロジェクト」は、倉敷琴浦高等支援学校の生徒が地元児島特産のデニムや畳縁で製作した「お守り」を販売し、学校をサポートするプロジェクトです。平成26年の4月から家政コースの授業で2年生と3年生が手作りした「お守り」は、約1200個で、そのうち600個が、1個500円で販売されました。寄贈された工業ミシンは、その売上金と地域からの寄付金で購入したもので「お守りプロジェクト」実行委員会から倉敷琴浦高等支援学校へ贈られました。贈呈式では、河田いづる校長から「生徒の技術向上に役立ていきます」と、お礼が述べられたあと、贈呈者を代表して児島商工会議所の高田幸雄会頭が「このミシンで縫製技術を磨いてください」と挨拶しました。これを受け、3年生の岩﨑洸月君が「これからもみなさんに喜んでもらえる『お守り』を作っていきます」とお礼の言葉を述べました。寄贈された工業用ミシンは、広く縫製工場などで使われているもので針穴(あな)の位置やスピードを調整できるタイプで、贈呈式のあと生徒たちは早速、使い心地を確かめていました。




