倉敷市藤戸町天城の日蓮宗の寺「正福寺」で新築した書院の完成を祝う落慶法要と稚児行列が行われました。
日蓮宗・恵光山正福寺は、江戸時代・承応3年に(1654年)開かれた寺院で、「一国一城令」により廃城となった旧下津井城の山門を移築したことでも知られています。老朽化により境内に新築された書院と庫裏は、木造平屋建てで約300平方メートルの広さです。完成を祝う落慶法要に先立って午後1時すぎから稚児行列が行われました。団扇太鼓を打ち鳴らし「南無妙法蓮華経」と唱えながら、冠を付け金襴に袴姿の稚児20人が正福寺までの約800メートルを歩きました。稚児行列が寺に到着すると正福寺の菊岡恵健(えけん)住職を導師に本堂で落慶法要が営まれ檀信徒とともに5年がかりで新築された書院の完成を祝いました。




