ネパールの大地震が発生してから間もなく1か月を迎えようとしています。緊急医療支援活動のため派遣された総社市在住のネパール人女性が総社市長へ現状と継続支援などの活動報告を行いました。
市長室を訪れたのは、岡山県立大学の外国人客員研究員でネパール出身のシュレスタジョシアルチャナさんをはじめ、国際医療ボランティア組織AMDAの成澤貴子理事長や県立大学の二宮一枝特任教授など4人です。シュレスタジョシさんは、AMDAの調整役兼通訳として4月30日から5月14日までネパールへ派遣されました。被災地を訪問したり、ミーティングに参加する中、シュレスタジョシさん自身も17日にマグニチュード7・0の余震に遭遇し、身を持って被災者の気持ちを知ることになりました。岡山県立大学は、4月にネパールのトリブバン大学と学術連携協定を結んだばかりで今回の派遣時には、トリブバン大学の教育病院も訪問したそうです。片岡聡一市長は、どんな支援が必要なのかなど質問し、ネパールの状況を熱心に聞いていました。
総社市では市の環境観光大使で登山家の野口健さんからの協力要請によりネパール大地震に対する支援金を募集しており、市役所や市内の出張所などへ募金箱を設置しています。現地活動報告の前には4月29日に開催された吉備路れんげまつりの会場で集められた支援金5万円が総社市観光協会の坪井祥隆会長から片岡市長へ手渡されました。例年3万人が訪れる吉備路れんげまつりですが、今年は30回の節目だったことからおよそ5万人の来場者でにぎわいました。総社市では、集まった支援金を現在もネパールで支援活動を行っている野口健さんを通してネパールへ届けることにしています。




