総社芸術祭の最終日となった昨日6日、山手公民館で総社市を中心としたキャストによる語りの舞台が上演されました。
上演された、語りの舞台「記憶」リメイク版は、総社市在住の平田勉さんが、2年前の総社芸術祭のプレイベントで上演した脚本を手直しし、出演者も15人と大幅に増やして行われました。平田さんが幼いころ、父親から何度も聞いた、戦争の体験談が脚本のもとになっています。終戦間際に特攻で散っていった主人公・征爾を中心に、過去と現在が交錯しながら物語が進みます。戦争で犠牲になった人たちへの鎮魂の気持ちと人と人との縁を大切にという思いを込めて物語が描かれています。BGMは即興演奏で、倉敷市在住の朝田恵利さんが担当し、舞台を盛り上げていました。訪れた人たちは、終戦70年という節目に、舞台を通して戦争について考えていました。




