陶磁で人や動物などをつくる「陶彫」の作品展が、倉敷市児島の旧野崎家住宅で開催されています。
会場には、日本陶彫会と瀬戸内想彫会の会員がおよそ200点の作品を展示しています。陶彫は、粘土をこねて形を作り、彫刻を施したものです。岡山県内で活動する瀬戸内想彫会は、備前焼作家の木村玉舟さんが代表を務めるグループです。今回、旧野崎家住宅の庭や表書院などに動物をテーマにした作品を展示しました。会員たちは、実際に動物を見ながら細かい部分まで表現しており、さらに高温で焼くことにより、動物の表情や体の部分に独特な質感を生み出しています。また、日本陶彫会の作品は岡蔵に展示されました。平櫛田中に師事した会長の佐野一義さんや岩田健さん、そして、木村玉舟さんなど、前衛から写実まで様々なジャンルの作家の作品が並んでいます。日本陶彫会と瀬戸内想彫会による「陶彫」の作品展は、5月31日(日)まで倉敷市児島味野の旧野崎家住宅で開催されています。




