陶芸と彫刻を融合した「陶彫」の作品展が、児島市民交流センターで開かれています。
タコやメバル、オコゼなど瀬戸内の身近な魚たちを備前焼で表現したおよそ100点が並びます。展示会場には、漁網がかけられ、瀬戸内の海が演出されました。この作品展は、備前焼作家の木村玉舟さんが代表を務める陶彫グループ・瀬戸内想彫会が開きました。
瀬戸内想彫会のメンバー12人が制作した個性的な陶彫作品ばかりです。陶彫は、粘土をこねて形を作り、彫刻を施してもので備前の登り窯の中で1200度の高温で2週間かけて焼き上げられます。温度差や灰などによる窯変、それに、土のゴツゴツとした感触で魚の色や独特の質感を表現しました。
会場には、多くの人が訪れ、作品に見入っていました。この展示会は、4月30日(木)まで児島市民交流センターで開かれています。9日(木)からは、国指定重要文化財の旧野﨑家住宅を会場に動物をテーマにした陶彫展が開かれます。




