玉野市の離島・石島にある胸上小学校石島分校が、きょう(31日)をもって閉校し、124年の歴史に幕を下ろしました。
玉野市胸上地区から南に5kmほど離れた石島。90人あまりが暮らす漁師町です。石島分校は、胸上村簡易小学校石島分教場として、明治24年に創立されました。昭和34年には最も多い69人の児童が通っていましたが、その後は徐々に減少。そして2012年3月、島で唯一の男子児童が卒業し、在校生がいなくなったことから、休校していました。しかし、今後も児童の入学が見込めないことから、去年12月、市は閉校を決めました。最後の日には、玉野市の板崎彰教育長と、胸上小学校の末長光人校長が校舎の玄関に掲げられた看板を取り外し、124年の歴史に幕を下ろしました。石島分校の校舎は取り壊さず、 住民の緊急避難場所などで活用するということです。石島で今後、新たに児童・生徒が入った場合は、市の定期船を使って、築港小学校、宇野中学校まで通うことになります。




