総社市は岡山大学と協力して、生活が苦しい世帯の中学生を対象に行った学習支援の成果報告会を開きました。
報告会には、総社市や総社市社会福祉協議会、学習支援を行った岡山大学の学生などおよそ30人が出席しました。ワンステップ活動と呼ばれる地域社会貢献型学習支援活動は総社市が去年10月から今年1月までの間、週に2回のペースで実施したものです。市内の生活が苦しい世帯の中学生のうち7人に居場所の提供と学習支援を目的に岡山大学の学生の協力を得て行いました。総社市生活困窮支援センターの自立相談支援員の石原寛大さんはこれまでの活動の様子を紹介し、支援を受けた中学生の声や保護者の声も報告しました。また、一番の目的である子どもたちの居場所づくりのお楽しみとしてクリスマス会を行い、中学生と大学生が交流したことも説明されました。
実際に学習支援を行った岡山大学の4人の学生による報告では、「同じ生徒を指導することで教えやすかったが、その他の生徒とのコミュニケーションが少かった」「生徒たちの成長を見ることができいい経験ができた」などを活動について振り返っていました。
総社市では、今年4月から国の「生活困窮者自立支援法」の施行を前にモデル事業として岡山大学と協力してこのワンステップ活動に取り組んでおり、全国でも例のないこの活動を来年度も継続する予定です。




