岡山の林原グループが所有していた古生代の化石標本などが倉敷市へ寄贈されました。
贈られた標本は、最古の種子植物であるモレスネティアや、現在の大陸のほとんどで発見され、大陸移動説の証拠となっている植物グロッソプテリスや、魚から両生類への進化の途中のユースラノプテロンなど貴重な化石標本335点です。
贈呈式では林原メセナセンターの石垣 忍館長から倉敷市の伊東香織市長に目録が手渡され、伊東市長から石垣館長へ感謝状が贈られました。これらの標本は、林原グループの文化・芸術活動支援事業の一環として運営されていた旧林原自然科学博物館が動植物の進化がわかるコレクションとして収集してきたもので、今後、倉敷市立自然史博物館で管理されることになります。
今回、寄贈された標本は、今後登録作業を行い、夏休みをめどに林原コレクションとして倉敷市立博物館で一般公開される予定です。




