倉敷芸術科学大学芸術学部の卒業制作展が、倉敷市立美術館で始まりました。
初日は学生や教員が集まってオープニングセレモニーが開かれ、芸術学部の近藤研二学部長が、就職活動の忙しい中で制作したことをねぎらいました。17回目を迎えた今年度の卒業制作展は、美術工芸学科、デザイン学科、メディア映像学科の4年生85人が、80点を作り上げました。マンガ・アニメーション、グラフィックデザイン、陶芸、ガラス工芸など、さまざまなジャンルの作品が並びます。グランプリとなる加計勉大賞に選ばれたのは、デザイン学科 鎌田悠希さんの作品です。文字や物のイメージを切り絵にしたもので、上からライトを当てて、影にして浮き出す技法を取り入れています。こちらは、優秀賞に選ばれた美術工芸学科 津貫志帆さんの銅版画です。銅の板に腐食液を付けて溶かし、窪みをつける手法で柄を作り上げています。遠くと近くで絵の見え方が変わるのも特徴の一つです。倉敷芸術科学大学芸術学部の卒業制作展は、25日まで開かれています。また、大学院芸術研究科の修了制作展もあわせて、美観地区にある加計美術館で開催しています。




