総社市の和太鼓グループ「備中温羅太鼓」が来月、定期公演を開きます。熱を帯びる練習の様子を取材しました。
総社市を拠点に活動する備中温羅太鼓は、昭和51年に結成された和太鼓グループです。地域の行事のほか、国内外でも演奏をするなど活動の幅を広げています。メンバーは、高校生以上の男女で構成されていて練習に打ち込んでいます。
代表を務める塩尻司さんは、近年、若手のメンバーに曲作りや演出を任せるようにしていて今回は、入団11年目の樽井建治さんをプロデューサーに指名しました。備中温羅太鼓は、夏祭りや秋の和太鼓フェスティバルなど様々な場面で演奏をしていますが、毎年2月に行う定期公演では、新しい演出をしたり、新曲を披露したりと常に新しい試みをしています。今回、樽井さんは、備中温羅太鼓を代表する曲「温羅」を今までとは違ったイメージで取り組むことを考えました。温羅は、総社市に伝わる伝説で、鬼の城に住む温羅と吉備津彦命との対決や戦いののちに訪れる平和などを表現した曲です。曲の細かい部分まで調整をしていきます。演出面では、樽井さんだけでなく、多くのメンバーがステージをより良いものにするため意見をぶつけあいます。音活かし本番まで残り1か月を切り、最終調整に余念がありません。備中温羅太鼓の定期演奏会は総社市民会館で2月15日(日)15時開演です。




