大原美術館は誰もが作品を楽しめる美術館をめざし、障がい者を対象に特別に開館し、たてもの体感ツアーなどを行いました。
特別開館はバリアフリー環境の充実を目的に去年に引き続き行われました。訪れたのは全盲の視覚障がい者などおよそ20人です。大原美術館の柳沢秀行学芸課長が工芸館や本館を案内し、工芸館では床に敷き詰められた木のブロックを触ってもらったり作品の作られた時期や作家の紹介のほか、大きさや色、形など障がい者にもわかるように丁寧に説明していきました。訪れた人は話に耳を傾けながら大原美術館を体感していました。美術館の建物は歴史的にも古く、完全なバリアフリーとはなりませんが、より多くの人に美術館を楽しんでもらうためこの特別開館を企画しており、次回は2月16日(月)に美術と音楽を融合させた内容を準備しています。また、大原美術館では特別開館に訪れた人から感想などを聞き、今後の美術館運営に活かしていくということです。




