KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

川崎医科大学は、１０日（土）創立４５周年を記念し、救急医療の最新情報を伝える公開講座を開きました。

「救急医療の最前線」をテーマにした創立４５周年記念公開講座は、１０日の午後２時から大学構内の川﨑祐宣記念講堂で開かれました。１９７０年に創立された川崎医科大学では、「２４時間３６５日、いつでも　どこでも　だれでも患者を診る」という創設者川﨑祐宣初代理事長の理念のもと日本の救急医療のパイオニアとして役割を担っています。地域住民や学生、教職員など８５０人が参加した公開講座の第一部では、川崎医大の荻野隆光救急医学教授大野直幹小児科学准教授八木田佳樹脳卒中医学教授の３人が日本で最初に導入したドクターヘリの役割や小児救急医療の未来、脳卒中の急性期診療についてそれぞれ解説しました。また、第二部では、聖路加国際病院の石松伸一副院長による特別講演が行われました。石松教授は、川崎医大の卒業生で１９９５年の地下鉄サリン事件の時、現場近くの病院で被害者の救命に力を尽くした救急医としても知られています。講演では、救急医療現場における最前線の取り組みやその時々の最良の医療を提供していくという
救急医療の在り方について話しました。