玉野市の渋川マリン水族館では、恒例の年末年始企画展「干支にちなんだ海の生き物展」が開かれています。
2015年の干支が未ということで今回の企画展では、「海の未たち」と題して英語では「ゴートフィッシュ」、中国語では羊の魚と書いて「ヤンユ」と呼ばれているヒメジ科の仲間が展示されています。体全体が黄色い「マルクチヒメジ」体前半が黒っぽい「インドヒメジ」体全体が白っぽく後半に黒い横帯がみられる「オジサン」いずれも、ヒメジ科の魚で下あごに2本のゲのようなものが伸びています。これは、感覚器官で人間でいうと指のようなものです。ヒメジ科の魚は、このヒゲを起用に動かして砂の中に隠れているエサとなる生き物を探し当てます。また、植物の「シダ」は中国語では、羊の歯と書き表すため、「ウミシダ」と呼ばれる干支にちなんだ海の動物が展示されています。羽根のような腕を広げる姿が植物のシダに似ていて、この腕を動かしてクラゲのように泳ぐことができます。なお、常設展示の温かい海の生き物コーナーにも、ヒメジ科の仲間「ホウライヒメジ」を観察することができます。渋川マリン水族館の年末年始企画展「海の未たち」は、1月31日まで開かれています。年末年始の休館日は、12月29日から31日と1月4日です。正月3が日は開館しています。




