玉野市は、文化センターにある図書館と公民館の機能を、平成29年3月までにショッピングモール・メルカへ移転する方針を示しました。
19日に開かれた玉野市議会公共施設再編整備特別委員会で説明がありました。それによると、メルカの2階の一部およそ4300㎡を玉野市が無償で譲り受け、2200㎡の規模で図書館を移転整備します。また、中央公民館の機能もほとんど移し、ギャラリーや、たまののミュージアムも併設します。移転整備にかかる費用は6億288万円を見込んでいて、このうち2億円程度は国の補助金を活用する計画です。さらに、指定管理者制度を導入し、年間の維持管理費用は1億1700万円程度を想定しています。市では、今年度中に関係する条例改正案を議会提案し、移転整備に着手。平成29年3月のオープンを目指す考えです。メルカへの公共施設再編整備をめぐっては、今年2月に宇野港土地を含むメルカ関係3団体が合同で要望していました。玉野市は一時難色を示していましたが、10月に一部のフロアを無償で譲渡する提案を受け、 図書館と中央公民館の移転方針を固めました。会議では、市民への説明が 不十分として、市民説明会を開くよう求める意見などが出されました。




