3年前に亡くなった画家・木村福太郎さんの長男・道郎さんが、故郷倉敷で初めての父子展を開いています。
87歳で亡くなった倉敷市出身の画家・木村福太郎さんと、長男で国立兵庫教育大学非常勤講師を務める道郎さんによる父子展では、あわせて40点の油彩・水彩画を披露しています。道郎さんは2年前、福太郎さんが40年前に訪れたエーゲ海に向かい、残されたスケッチをもとに同じアングルで絵を描きました。福太郎さんの描写力はもちろん、街のたたずまいが変わっていないことからすぐに場所が特定できたそうです。特に、ミコノス島にあるパラポルティアニ教会は、福太郎さんが大好きだった場所でもあり、道郎さんは、40年前と変わらない姿を、何度も描いています。父の足跡をたどり、思いを通わせた木村福太郎さん・道郎さんの父子展は、18日まで開かれています。




