酒津のホタルを親しむ会やみらい公園にホタルを憩う会、蔵おこし湧々などの団体がホタルを通して環境保全について考えるおかやまホタルフォーラムを開きました。
おかやまホタルフォーラムはホタルの保護、復活、再生などの活動をしている団体の交流と環境保全を目的に毎年開催しています。12回目の今年は、倉敷市内外からおよそ150人が集まって話を聞きました。活動報告として酒津のホタルを親しむ会の武内立爾会長が7年間の成果について南部用水を農業用水として利用する住民との協力について話しました。また、今回のホタルフォーラムではホタルの幼虫の成長や餌になるカワニナが紹介されたほか、今年5月に亡くなったホタル研究の第一人者で元川崎医療福祉大学梶田博司教授のホタルに関するコレクションも披露されました。展示されたのは写真や手ぬぐい、オブジェ、器など100点以上の品です。梶田さんのホタルに対する愛情の深さを感じさせる展示になりました。ホタルフォーラムを主催した各団体では、梶田さんのコレクションを家族から預かり何らかの形で保存していきたいとしています。事例報告や展示のほか酒津のホタルを親しむ会がホタルの幼虫などを飼育しているビオトープへの案内もあり、来場者は1日を通してホタルの保護や飼育などの活動に理解を深めていました。




