岡山県備中地域の町並み保存について考える「備中町並みゼミ」が6日、倉敷公民館で開かれました。
会場には、倉敷・高梁など備中地域の町並み保存に関わる関係者など、およそ80人が参加しました。
はじめに、主催者である備中町並みネットワークの中村 泰典代表が、
「各団体の報告を聞いて、しっかりと議論を深めていってください」と挨拶しました。
続いて、備中地域の6団体が、まちづくり活動を報告しました。
新見市御殿町では、日常に溶け込んだ古民家などを「世間遺産」としてまとめ、町歩きマップとして活用した事例などを紹介しました。
倉敷伝(でん)建(けん)地区をまもり育てる会は、電線の地中化や旧暦の七夕祭りを復活させた事例など、伝統的建造物保存地区に住む住民ならではの活動を報告しました。
また、NPO法人倉敷町家トラストは、高校生と連携して長屋を改修した事例など、11の活動を報告しました。
各団体による報告の後は、3つに分かれての分科会が開かれ、それぞれ別のテーマで、
町並みの保存や活用について議論を深めました。
「備中町並みゼミ」は、備中地区の魅力の一つである歴史的な町並みの保存や活性化などについてより深く考えようと、今年初めて開催されました。




