KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

冬のボーナスシーズンを前に児島警察署管内の金融機関防犯協力会は、３日臨時総会を開き、強盗や特殊詐欺事件などの防止対策について協議しました。

児島署管内の銀行、信用金庫、郵便局などでつくる金融機関防犯協力会の臨時総会には、関係者約３０人が出席しました。会長の三宅勇二中国銀行児島支店長は、「金融機関を狙った犯罪が発生する危険が高まる年末は、警察との連携と防犯対策を強化し、利用客を守りましょう」と挨拶しました。また、児島署の濱邊良雄署長も「パトロールを強化し、犯罪抑止に努めます」と挨拶したほか万波知廉生活安全課長から県警が作成した特殊詐欺被害防止のためのガイドラインが紹介されました。今年１０月末までの県内の特殊詐欺被害額は約６億８千万円で児島署管内でも約２千万円にのぼります。また、現金を振り込ませる詐欺手口から宅配便などで現金を送らせたり、直接、現金受け取る手口に変わっており、被害者の全員が６０歳以上の高齢者でした。警察からは、金融機関の窓口で高齢者が多額の現金を引き出そうとする場合は「必ず声掛けをしてください」と呼びかけていました。さらに、金融機関での防犯カメラの点検や訓練の実施など被害を防ぐための対策強化を求めました。