総社市民ギャラリーで絵画グループ「備中路の小さなアトリエ」が作品展を開いています。
備中路の小さなアトリエ展は今年で10回目を迎えました。展示されたのは、総社、高梁、新見の会員が描きためた65点です。節目を迎えた今回は過去に描いた作品と今年描いた作品を並べて、作者の成長や個性を感じさせる展示になりました。10年間の作品制作で構図や筆遣いなど技術的に変わってきた部分や作者自身が好みとしている風景や色使いなど変わらない部分を見ることができます。総社市在住の坪井清子さんは「夏の城山」と「冬の城山」を並べました。もともとは夏の城山を描きましたが春夏秋冬、様々な表情を見せる様子を坪井さんの視点で表現しています。見る人を惹きつける作品の四天王は毎年1枚ずつ制作されたもので変わらない作風を見て取れます。このほか、ガラス面の裏に絵を描き、浮き上がらせるように表現したガラス絵の作品や自然の雄大さを感じさせる100号サイズの大作など会員の力作が並んでいます。備中路の小さなアトリエ展は今月7日(日)まで総社市民ギャラリーで開かれています。




