版画グループ「倉敷版の会」の作品展が倉敷市立美術館で開かれています。
「倉敷版の会」は、倉敷市の洋画家三宅幹一郎さんが指導する倉敷市立美術館の版画講座の卒業生などでつくる版画グループです。会員は、倉敷、浅口、岡山市などに住む50代から70代です。13回となる作品展には、代表の田中良治さんをはじめ11人の会員による49点が出品されています。作品は、木版画をはじめ、銅の板に、腐食剤でへこませた部分にインクを詰めて印刷する銅版画、水と油の反発作用を利用して平面にインクを置いて刷るリトグラフによるものです。さまざまな技法を駆使して表現する版画には、版でしか出せない味わいや色彩の融合など独特の魅力があります。一人ひとりの個性と自由な表現に富んだ版画グループ「倉敷版の会」の作品展は、7日(日)まで倉敷市中央の倉敷市立美術館で開かれています。




