総社市観光協会は、小学生親子を対象にした市内の企業を紹介するふるさと企業探訪会を初めて開きました。
ふるさと企業探訪は、総社市内で操業している製造メーカーなどの取り組みを知ってもらい、総社の新たな魅力を発信しようと総社市観光協会が初めて企画しました。今回紹介した企業は、大正9年(1919年)7月7日の七夕の日に、日本初の乳酸菌飲料を発売したカルピスです。カルピス岡山工場は、昭和43年(1968年)に総社市真壁に建設されました。総社市内外から21組約50人の小学生親子が参加したふるさと企業探訪では、創業者の三島海雲によって生み出された「カルピス」の秘話や歴史などが紹介されました。また、乳酸菌と酵母の働きによって牛乳から作られる「カルピス」の新たな美味しさを知ってもらおうとカルピスを調味料として使った料理やスイーツの試食会が開かれました。サントピア岡山総社の協力で作られた料理は、豚の角煮や巻き寿司、オムレツなど12品目です。さらに、地元のパン屋「ベーカリートングウ」とカルピスのコラボレーションで開発された「アイスパン」も紹介されました。参加した親子は、カルピスがどのように活かされているのかを確かめながら料理を味わっていました。総社市観光協会は、発売開始からまもなく100年を迎える「カルピス」が西日本で唯一、総社市で作られていることを広く知ってもらう意味で今後も「ふるさと企業探訪」を行っていくことにしています。




