関西地区の若手棋士による将棋イベント「西遊棋」が、倉敷市芸文館で初めて開催されました。
倉敷初開催となる将棋ファン待望のイベントには、関西地区を拠点に活躍する10代から20代の棋士13人が登場しました。企画運営も棋士たちが担う手作りのイベントです。芸文館4階にある和室「藤花荘」では、豊島将之七段と香川愛生女流王将による特別指導対局があり、抽選で当たった6人が、一流棋士の手ほどきを受けました。大人だけでなく、子ども向けの将棋教室も開かれました。西川和宏五段と高浜愛子女流三級が、詰将棋を指導し、子どもたちは食い入るように見つめていました。そして、対局指導もあり、プロ棋士が指し方から将棋のマナーまでやさしくアドバイスしていました。このほか、「プロの技・棋士のすごさをお見せします」と題したパフォーマンスステージもありました。糸谷哲郎七段と星野良生四段が、目隠しをした状態で、10秒指しの将棋対局に挑戦。棋譜の読み上げだけを頼りに、持ち駒の数も想像しながら、短時間で攻め合う高度な技術です。普段見慣れないプロ棋士によるファンサービスの数々に、来場者は大きな拍手を送っていました。




