倉敷市呼松にある真言宗のお寺安楽院で、檀家や地域の人たちによる秋の参拝行事「千手参り」が行われました。
今年で6回目となる千手参りは年に1回の祈願会でもあり、本尊である千手観音への感謝をこめて行われています。会場では協賛行事として華道御室流による生け花展も行われ、大島峯月社中15人あまりが、およそ20点を展示しました。
大きな壺に極楽鳥花やダリアなどを豪華に活けこんだ大作をはじめ柏槇を凛とした作品に仕上げた生花など松や竹、菊といった季節の花が会場を華やかにしていました。本堂で行われた観音大法会では太鼓やほら貝、読経の声が響き渡り檀家や信徒たちが家内安全や厄除けなどを祈願し、護摩祈祷も行われました。また、大法会の後にはお楽しみステージとして、地元出身の演歌歌手が歌を披露しました。集まった人たちは、歌を聴きながら秋の一日を楽しみ、地域の人同士の交流をはかっていました。




