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総社市防災週間の取り組み

9日から15日までは「総社市防災週間」でした。総社市が中学生による子ども議会の提案から独自に制定したものです。その防災週間中に行われた総社市の取り組みを紹介します。

自主防災組織のリーダーやメンバーを対象とした研修会です。平日午後7時からという時間にもかかわらず、予想より多い120人が集まりました。事例発表では、先進的な取り組みとして総社市下原・砂古地区自主防災組織代表の川田嘉さんが活動内容を紹介しました。下原・砂古地区自主防災組織は東日本大震災をきっかけに発足の機運が高まり、平成24年4月1日に結成されました。毎年9月には防災訓練を行っているほか、地域全戸へ懐中電灯と非常持ち出し袋を配布し、各家庭で備えられるようにしています。そのほか、防災のプロジェクトチームを編成し、地域の人に防災士の資格をとってもらうなど積極的に防災に取り組んでいます。
集まった人たちからは、地域の防災設備整備や市の防災施策の状況などについて次々に質問がとびました。質問はとぎれることなく続き、防災意識の高さがうかがえました。
また、総社市では岡山県立大学との共同研究として、洪水・土砂災害ハザードマップの電子化をすすめており、会場では取り組みの中間報告も行われました。
防災週間にあわせ総社中学校で防災訓練が行われました。総社中学校区の住民をはじめ、警察や消防、総社中学校の生徒あわせておよそ300人が参加しました。生憎の雨の中、グラウンドでは煙体験訓練が行われ、中学生が煙が充満するテントの中へ入り、視界の悪さや煙の動きを確認していました。
体育館では東日本大震災でも活用された段ボールベッドを岡山県立大学の学生が指導者となり参加者へ説明しました。組み立てた段ボールベッドは大人が2人寝ても大丈夫なほどの強度がありますが、持ち運びは軽いのが特徴です。参加者は組み立ての手順を確認していました。総社中学校の新校舎が完成した際に整備された防災拠点施設で今回初めて、炊き出し訓練を行いました。社会福祉協議会のメンバーと総社中学校の生徒は豚汁とおしるこを作り、おしるこのトッピングとして非常食用の堅いパンを小さく砕いたり、あんこを鍋に入れてかき混ぜたりと一緒に作業しました。
はしご車による逃げ遅れた人の救出訓練や放水訓練も行われ参加した人たちは様々な災害へ備えていました。

KCTニュース動画

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  • 放送日:2014/11/19(水)
  • 担当者:都間裕子
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