地方中枢拠点都市制度に選定され、高梁川流域の7市3町でモデル事業に取り組む倉敷市は、自治体間の相互理解を深めるためのセミナーを開きました。
セミナーには高梁川流域の7市3町の自治体の職員や関係団体などからおよそ300人が参加しました。
はじめにセミナーを主催する倉敷市の伊東香織市長が「住民のために進んでいくための大きなきっかけにしてください」とあいさつしました。
講演を行ったのは一橋大学大学院法学研究科の辻琢也教授で、「人口減少社会と地方中枢拠点都市」をテーマに話しました。
辻教授は人口減少などの現状を説明した後、都市再生に向けて取り組む富山市の先行事例を紹介しながら拠点機能をコンパクト化した町づくりがこれからは求められることを伝えていました。
今年8月には倉敷市や総社市など高梁川流域の7市3町は連携推進協議会を設立していて今後、圏域全体の発展を目指し調査や研究を行っていくことにしています。
なおセミナーでは県内の経済情勢などに詳しい岡山大学大学院 社会文化 科学研究科の 中村良平教授による高梁川流域の成長戦略についての講演も行われました。




