倉敷市立味野中学校の演劇部は、12月に沖縄県で開かれる全国大会に出場します。全国大会を前に、上演する劇を地元の人たちに披露しました。
味野中学校の演劇部は、7月に開かれた県大会で最優秀賞に輝き、4年連続4度目の全国大会に出場します。全国出場を前に、地元の人たちに練習の成果をみてもらおうと、現在開催中の児島市民文化祭の一環として上演しました。演劇のタイトルは、「From O’z(ウズ)」。「戦争」がテーマの創作ミュージカルです。中学生が訪れた修学旅行先の沖縄と、戦後、日本人が強制連行された旧ソ連のウズベキスタンが舞台です。物語は、中学生が沖縄に伝わる妖精に道案内され、現在と空想の世界の中で展開します。戦中、戦後の様々な出来事、人生や人間模様が絡み合いながら、中学生が次第に平和の尊さに気づいていくというストーリーです。脚本・演出は、顧問の松尾綾子教諭が担当。今年の全国大会が沖縄で開かれることやウズベキスタン出身の中学1年生サイフライエバ・バルチノイさんが、演劇部に入部することが決まっていたことなどから、史実などをもとに手がけました。バルチノイさんたち部員15人は、5月から本格的に稽古を始め、全国大会を前に完成度の高い演劇を披露しました。味野中学校演劇部は、12月13日に沖縄県浦添市で開かれる全国中学校総合文化祭で創作ミュージカル「From O’z(ウズ)」を上演します。この日上演したステージの模様は、琴浦中学校の上演劇とともに収録していて、KCT11chの音楽・芸能の収録番組「KCTモーニングステージ」で12月6日(土)午前10時から放送します。




