倉敷市羽島の天神窯で、来年の干支・羊をかたどった香合の窯出しが行われました。
天神窯で、先代の岡本欣三さんから67年続く干支の香合づくり。二代目の篤さんが手掛けるのは、14年目となります。およそ30時間かけて焼き上げた香合が窯から出されると、一つずつ出来具合を確かめます。釉薬は、先代の欣三さんが24年前に手掛けた羊の香合で使った釉薬をアレンジしたもので、やわらかいクリーム色が特徴です。大きさは直径7cm、高さ5cm。篤さんの孫と一緒に赤磐市の農業公園ドイツの森に出かけ、表情などを研究したそうです。羊の持つやさしさを出しながら、あえて角をつけて引き締まった雰囲気も醸し出しています。来年の干支の香合は、年末までに300個作る予定です。また、24日から3日間、天神窯で窯出し展を開き、干支の香合などをお披露目するということです。




