現存する倉敷最古の焼物酒津焼の開窯145年を記念した陶芸展がギャラリー十露で始まりました。
酒津焼は、明治2年(1869)に、倉敷の豪商だった岡本末吉が鶴形山山麓に窯を開いたのが始まりです。明治9年に酒津の高梁川西岸に移転。その後さらに東岸に移り現在に至ります。酒津で採れる、良質で粘りのある土を使って、やや肉厚で堅牢な作りに独自の調合による釉薬を厚めにかけて登り窯で焼き上げた飾り気のない素朴な味わいが酒津焼の特徴です。また、生活の中の実用に耐え、生活に潤いと心の和みを与えることを目指しています。開窯145年の記念展では、6代目の岡本研作さんと和明さん兄弟による作品と去年亡くなった5代目岡本章さんの遺作約150点が出品されています。酒津焼開窯145年記念岡本研作・和明陶芸展は、27日(月)倉敷市本町のギャラリー十露で開かれています。
【インタビュー】酒津焼6代目岡本研作さん




