倉敷と周辺地域の歴史や文化などを学ぶ講演会「備中倉敷学」が開催百回を数えた記念講演会を開きました。
備中倉敷学は平成17年10月に発足し、毎月1回、倉敷公民館で講演会を開いています。大学教授や郷土史家、写真家、画家など、あらゆる分野で活躍する人を講師に招き、倉敷と周辺の歴史・文化・芸能などにまつわる講演会を重ねてきました。今回の記念講演では、歴史研究者の山本太郎さんと民俗学研究者の吉原睦さんが「絵図・写真でみる倉敷の歴史」と題して講演を行いました。山本さんは、江戸時代に倉敷代官所が交通の要衝として重要な役割を担っていたことや、倉敷における地主と農民の関係などを図解を用いて分かりやすく解説しました。また、発足当初から備中倉敷学の顧問を務めている大森久雄さんがまとめた「倉敷伝建地区のあゆみ」も刊行され、開催第百回の節目を祝いました。




