準硬式野球の大学日本一を決める第66回全日本大学準硬式野球選手権大会が12日から6日間の日程で倉敷マスカットスタジアムなどを会場に行われました。
大会には5年ぶりの出場となる地元・岡山大学をはじめ、関東の強豪中央大学など全国9地区の予選を勝ち抜いた24チームが出場しました。開会式では、岡山大学の岸越 秀俊主将が力強く選手宣誓しました。準硬式野球で使うボールは、硬式ボールの外側が軟式と同じゴム製になっています。この専用のボールを使用する以外は、硬式と同じルールで行われ、1960年代までは国体の競技種目となっていました。現在、全日本大学準硬式野球連盟には277チームおよそ9500人の選手が加盟していて、全国の大学で年々準硬式野球を楽しむ学生が増えてきています。
大会は倉敷マスカットスタジアムなど倉敷市内3球場で行われ、決勝には11年ぶり5回目の優勝を狙う日本大学と2年ぶり11回目の優勝を狙う中央大学が進みました。決勝戦で先制したのは日本大学でした。3回表、フォアボールで出塁した7番廣瀬を8番江島が送って1アウト2塁。9番保母のチーム最初のヒットがタイムリーとなります。打球はショート小貫の頭を超え、その間にランナー廣瀬がホームに帰り1点を先制します。1点追う中央大学は6回裏、この回先頭の代打延田がセンター前ヒットで出塁すると4番原田も続きます。ノーアウト1・2塁として5番萩原。意表を突いたスクイズが決まり同点に追いつきます。このあと両チーム1点ずつを加え2対2のまま延長戦へ。お互い譲らない日本一の座は中央大学主将の萩原の一発で決まりました。日本大学2番手投手・新井の3球目。打球は低い弾道でライトスタンドへ入り中央大学が延長戦で日本大学を3対2で下し2年ぶり11回目の優勝を手にしました。




