倉敷第一中学校1年の狩山幹生君が8月18日~20日に行われた将棋の棋士を養成する日本将棋連盟の奨励会の入会試験に合格しました。9月からの奨励会入会を前に大山名人記念館の岡和俊指導員と合格報告の意味を込めた対局を行いました。
奨励会への入会は、県内では、菅井五段以来10年ぶりのことで、狩山君は、6級として9月から例会に参加して将棋のプロを目指すことになります。8月18日から20日まで大阪市の関西将棋会館で行われた奨励会入会試験は、19歳以下の61人が受験しました。狩山君は、受験者同士が対戦する1次試験を3連勝で通過し、続く2次試験も初戦で勝ち合格基準の4勝をクリアして合格しました。県内からの合格は、菅井竜也五段以来10年ぶりとなります。大山名人記念館の子ども将棋教室から二人目の入会となった狩山君へのお祝いと激励の気持ちを込め、60分一番勝負で行われた対局では、先手の狩山君が角交換の向かい飛車の戦法で倉敷棋友会支部長 和俊アマ五段と接戦を繰り広げましたが持ち時間を半分以上残して。狩山君が受け切った形で勝利しました。奨励会に入って20歳までに初段に昇段出来なければ退会しなければならない厳しい棋士の道ですが、故大山康晴十五世名人以来の倉敷市からの棋士誕生に期待が高まります。
【インタビュー】
日本将棋連盟・奨励会入会に合格した狩山幹生くん
倉敷棋友会支部長・アマ5段岡和俊さん




